瑞雲寺縁起

平田薬師如来前仏 (本尊は秘仏)


本尊薬師如来(本堂)

場所:島根県出雲市平田町116

 

縁起

瑞雲寺縁起によると薬師如来像は行基菩薩(奈良時代)の作と伝えられています。

当初は寺の名を泉光院と称し一時修験寺の経緯もあったようです。

寺は現在の愛宕山に位置し戦国時代には尼子方城山として毛利軍との戦にも巻き込まれたり焼失等より荒廃を重ね薬師堂のみを残す状況でした。

その後毛利輝元の帰依を得たこともあり平田村神宮寺の寂湛(中の祖)は寺の再興に尽力をぎ享保17年に(寺号を改め)薬王山雲寺を開基しました。

秋の二日間の大祭では護摩供養祈願・放撲や興行物で賑わったと記されています。


ご詠歌ありがたや 瑠璃(るり)のひかりに

     てらされて 愛宕の山に 晴るる朝霧

   

寺宝仏:薬師如来・釈迦如来・不動明王・三十三観音・仁王尊